レクサスが販売するセダン「GS」の新型が開発凍結という情報があります。
なんでも新型LSに搭載されるV6 ツインターボとの兼ね合いでバッティングを避けるために販売中しになるようです。
またコンパクトSUV「UX」の販売も影響しているようで、V6セダンはLSに任せる戦略のようです。
しかしベンツEクラス・BMW5シリーズと対抗するモデルがなくなってしまうため、日本に新型ES300hを追加します。
ハイブリッド専用セダンを予定していますので、新型LSのV6エンジンとは被らなくなります。
ちなみにレクサスESは海外向けモデルとして販売されており、登場から4年がたちますので新型の開発がスタートしているとのことです。
今回はそんなレクサス新型ESの今判明している情報まとめてみました♪
目次
2018年 フルモデルチェンジされる新型ESって?
海外でレクサス向けFFラグジュアリーセダンとして開発されたESは、国内で「カムリ・プロミネント」として販売され、最初の世代交代で「ウィンダム」の専用名が与えられ2006年にブランドが廃止されて海外専用モデルとなった。
そんなレクサスESが2017年に国内で商標出願されましたので、新型ESが日本市場で販売される可能性があるということです。
ハイブリッド専用セダン「HS」が廃止!
レクサスHS250hが2018年2月にも生産が打ち切られ、年内にもオーダーストップがかかるようです。
北米でも販売されていましたが、売れ行きが良くなかったようで2012年に北米での販売終了・・・
国内ではスピンドルグリルが与えられる改良はありましたが、大きなマイナーチェンジがないまま販売を終了します。
ですので新型ESは「GS」「HS」と統合されたモデルとなるようです。
GSも入れ替わりで廃止か?
新型ESが日本発売されるにあたって、GSが廃止される情報もあります。
次期型が開発されていましたが中止との情報が入っています。
LSとのバッティングを避けるための判断のようで、次期ISがボディサイズ拡大されるのも影響があるようです。
GSとESの簡単な比較
- 新型ES
- 全長:4,975mm
- 全幅:1,865mm
- 全高:1,445mm
- ホイールベース:2870mm
- レクサスGS
- 全長:4880mm
- 全幅:1840mm
- 全高:1455mm
- ホイールベース:2850mm
新型ESとGSのボディサイズを比較すると、全長+95mm・全幅+25mm・ホイールベース+20mmと一回りGSよりも大きくなっています。
日本の道路事情では取り回しに苦労する場面もあるかと思いますが、一番の問題は機械式駐車場を利用しているユーザーです。
機械式駐車場では大体も場所が全幅1850mmとなっており、新型ESの車幅には対応していません。
一部1900mmを超えるのも大丈夫な場所もあるようですが、マンションなどでは1850mmのタイプでしょう。
このためGSから乗り換えるユーザーは駐車場の兼ね合いで新型ES購入断念する人もあらわれるでしょう。
TNGA世代新開発プラットフォームを採用
新型カムリを皮切りに採用が始まった、FF専用新開発プラットフォーム「GA-Kプラットフォーム」を採用してくることは間違いありません。
軽量化・高剛性の向上やスポット溶接の変わりに、構造用接着剤を使用しているのが特徴になっています。
この新開発プラットフォームは従来の物と比較して、走りの質を一段階引き上げてくれるもので走りの面でも楽しめます。
新型ESはハイブリッド専用セダンで販売
海外向けモデルでは従来通りガソリン・ハイブリッドの二種類を用意して販売される見込みですが国内モデルでは、ハイブリッドモデルのみをラインアップ。
- バージョンL
- Fスポーツ
グレード展開は他のレクサス車と同じ構成で販売されます。
搭載されるエンジンもは新型「直列4気筒2.5L直噴エンジン」-Dynamic Force Engine-を搭載!
新型レクサスESではハイブリッド専用となりますので、日本仕様カムリと同じです。
ダイナミックフォースエンジンとは?
新型カムリに採用がスタートする「ダイナミックフォースエンジン」は世界トップレベルの出力・熱効率を実現している。
ハイブリッド用では熱効率41%を達成と同時に、高レスポンス化と全速度域での高トルク化もされていますので、環境面だけではなく高い走行性能も魅力になっています。
- 直列4気筒2.5L直噴エンジン
- 最高出力(kW/rpm):130/5700
- 最大トルク(Nm/rpm):220/3600-5200
新型ESのハイブリッドスペックは?
4代目プリウスに搭載されたシステムを「新型 2.5L Dynamic Force Engine用THSⅡ」に専用開発!
従来システムからJC08燃費20%向上・40-70キロ加速タイム10%短縮されています。
高い加速性能や高速運転中のエンジン間欠始動が可能になっており、高速走行時のシステム効率の向上
- 直列4気筒2.5L「Dynamic Force Engine」エンジン+モーターハイブリッド
- 最高出力:176ps/5700rpm
- 最大トルク:22.4kgm/3600-5200rpm
- モーター最高出力:143ps
- モーター最大トルク:27.5kgm
- システム最大出力:211ps
- トランスミッション:CVT
- 駆動方式:FF
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新型レクサスESのデザインはLSがベース
- 上がLS
- 下がES
ハイブリッド専用セダン「ES」ではお馴染みのスピンドルグリルを与えられ、バンパー両サイドにはエアダクトガーニッシュが備わります。
ヘッドランプはLSやマイナーチェンジされるNXなどのように、アロー型のデザインになるようです。
新型LSをベースにしたデザインになり、サイドも流線形の流れるようなシルエットになります。
今後はこのようなデザインになるのでしょう♪
Fスポーツでは専用エクステリア・専用アルミホイール・専用インテリアなどが与えられる予定となっています。
Fスポーツのシートはホールド性が良く疲れにくいのでお勧めです♪
レクサス新型ESの動画が公開されました!
4月25日の発表に先立ち動画が公開されましたので、キャプチャー画像と共に詳細をみていきましょう!
ヘッドライト形状もLSと似ており新世代レクサスの三眼となります。
標準かオプションが現時点では不明ですが、アダプティハイビームは採用されるでしょう。先日のリーク画像では三眼ではなかったのでオプション扱いの可能性もあります。
ただ海外モデルは日本仕様と違うので正式発表が待たれます。
サイドデザインはLSみたいにクーペスタイルではありません。
しかしこれぞセダンと思わせてくれるものです。
テールランプも落ち着いた感じでLをモチーフにした発光
フロント正面はやはりLSに準じたデザインになっているのがわかりますね。
現行GSと新型LSを足して二で割った感じでLSより落ち着いたデザインに感じます。
新型ES Fスポーツのエクステリア
上記で紹介した動画のモデルはノーマル仕様になっています。
Fスポーツではどのようになるのか紹介しますね♪
専用バンパー・専用アルミホイールなどが装着されており、スポーティな演出がされています。
走り関係では
- リニアソレノイド式AVS(Adaptive Variable Suspension system)
- パフォーマンスダンパー
新型ESのインテリアは?
次世代レクサスのデザインとなっており、水平基調の質感の高いインテリア
前席はFスポーツモデルではない仕様に関わらずホールド性に優れた形状になっており、運転時の疲労軽減が期待できます。
こちらはFスポーツになっており、
- 専用インテリアパネル
- 専用スポーツシート
- 専用メーター
などが装着されて差別化がされています。
安全装備はLexus Safety System +
レクサスは2017年に全車「Lexus Safety System +」を標準装備にすると発表がありましたので、新型ESでも勿論採用されます。
プリクラッシュセーフティシステム
搭載されたカメラとミリ波レーダーによって先行車・歩行者を感知して、ドライバーに衝突の危険性がある場合は警告。
ブレーキ操作があった場合はブレーキ力のアシストをいれて、ブレーキ操作がない場合は自動的にブレーキ制御を行い衝突回避または軽減
レーンキーピングアシスト
搭載されたカメラで車線を感知して、ドライバーがウィンカー操作をしないまま、車線逸脱の恐れがある場合は警報・ステアリング振動でお知らせ。
レーダークルーズを使用中に車線中央をキープしやすいように、ステアリングアシストすることでドライバーの疲労軽減。
アダプティブハイビームシステム
光検出用カメラによって周囲の明るさや対向車のヘッドランプ・先行車のテールランプを感知することでハイビームの配光を変化させます。
これによって歩行者や道路上の障害物を、いち早く発見できるようになり事故の発生を抑制する効果があります。
レーダークルーズコントロール
ミリ波レーダーと単眼カメラで先行車を感知して、設定した速度に応じて自動的にアクセル・ブレーキ操作を行い車間距離を保ちます。
また停止まで自動的に行い発進時には、スイッチ操作かアクセル操作で再び先行車を追従します。
新型ESに採用されるLexus Safety System+は第二世代
2018年にLexus Safety System+が第二世代にアップデートされます。
新型ESや今後マイナーチェンジ・新型車にはこのアップグレードバージョンが搭載。
- カメラ・レーダーの性能向上等により、検知対象を拡大し、機能を向上
今まで感知できなかった夜間の歩行者・自転車運転者などに対応することで、より一層の安全運転サポート。
- 高度運転支援機能・レーントレーシングアシスト(LTA)を採用し、Lexus CoDrive対象車を拡大
LSなどに採用された連続車線維持機能が一部車種に採用されることになりました。
GSに代わりにESになるとの情報ですので、このレーントレーシングアシスト(LTA)の採用は確実だと思われます。
新型LSに試乗した際には自然なアシストで安心できました。
- ロードサインアシスト(RSA)
- 先行車発進お知らせ
セーフティセンスには搭載されていましたが、レクサスでは何故か採用されていなかったものがアップデートによって採用されます。
先行車の発信をお知らせするものです!
- ユニットを小型化し、搭載性を向上
新型レクサスESは世界初デジタルアウターミラー採用
量産車としては世界初となる「デジタルアウターミラー」がオプションで用意されます。
ピラー根元に配置されたディスプレイがカメラ画像を映し出します。
カメラ部を雨滴が付着しにくい形状になっており、従来のミラーでは見にくかった雨天・夜間時の状況確認がしやすくなっています。
- 風切り音の低減
- 死角の軽減
- 空力特性アップ
などメリットがありドライバーが任意で表示エリア拡大やリバース連動で広角に切り替わったりと利便性が向上
デジタルアウターミラーは、「20万円+税」の216,000円
レクサスESの日本発売日と価格は?
日本国内では2018年10月24日の投入になる見込みです。
- ES300h:5,800,000円
- ES300h ”F SPORT”:6,290,000円
- ES300h ”version.L” :6,980,000円
価格帯は丁度ISとGSの間といったところです!
情報まとめ
「2018年秋 レクサス 新型ES300h フルモデルチェンジして日本販売!GSは販売中止!?」はいかがでしたか?
GSの新型開発中止の情報があった時は驚きましたが、やはり中途半端だったのでしょうか?
ハイブリッド専用モデルとして販売予定の新型ESは、装備や価格次第ではGSよりも台数が出ると思います。
今後は車種の統合が進められるようで、プリウスα・エスティマ・アイシスも統合される噂もあります。
また最新情報が入ったらお伝えしますので、楽しみに待っててください♪