現在日本で走っているタクシーはセダンタイプを多く見かけることがありますね。
最近ではアルファード・ヴェルファイアなどのミニバン系も増えてきましたが、個人タクシーの場合が多いのが現状です!
まだまだセダン系のタクシー「トヨタ クラウン コンフォート」が活躍しています。
それに代わるべく2017年10月を目標にトヨタがスライドドアを装備した新型ミニバンタクシー「JPAタクシー」の販売がされることが判明しましたので、詳しいエンジン・装備・価格をまとめてみました!!
新型タクシー「JPNタクシー」ってなに?
2013年東京モーターショーにて発表されたコンセプトモデル「JPN TAXI Concept」を元に市販化が進むLPGハイブリッド車の事です!
元になるプラットフォームは人気ミニバンのシエンタをベースにしていますが、商用車として使いやすいように工夫されてボディ・内装は専用物を用意されます。
これから東京オリンピックや高齢化社会に、適応していく新型タクシーになっています♪
新型JPNタクシーのグレードや装備は?
用意されるのは二種類で、標準グレードと装備充実の上級グレードになっています!
標準グレード装備
- ハロゲン式ヘッドランプ
- スライドドア下部メッキ装飾なし
- ブラック塗装フェンダーミラー
- ブラウン系合皮シート
- サイドカーテン&カーテンエアバッグ
- セーフティセンスC
- nanoe
- 読書灯
- 足元イルミネーション
- プライバシーガラス
上級グレード装備
- LED式ヘッドランプ
- スライドドア下部メッキガーニッシュ
- メッキ装飾付きフェンダーミラー
- サテンメッキ付き内装パーツ
- ダーク系ブラウン合皮シート(ステッチ施し仕様)
- 高遮音性ガラス
- 後席シートヒーター
- 天井サーキュレーター
基本的な違いは上記のようになっています。
ホイールも三種類用意されるようで、
- 15インチフルキャップ(シルバー)
- 15インチフルキャップ(クローム塗装)
- 15インチアルミホイール
室内装備は?
お客さんに快適に乗車してもらうために車内には、工夫された装備がいくつもありますので紹介しますね♪
- つり革型アシストグリップ
- 助手席背面大型アシストグリップ
- 後席シートバックルLED内蔵
- リアドア開閉部の上にも棒状のグリップ
- リアドア開閉部の下にモール上のグリップ
- 上級グレードには天井にサーキュレーター
後席はLPGタンクが設置されるのでリクライニング機能はありませんが、クッション部は跳ね上げ式・助手席はタンブル機構で車いす利用者もそのまま利用できる!
スロープは2分割されてリアシート下に収納されます♪
運転席周りの装備は?
主に運転手が快適に仕事ができるように考えられた作りになっているようです♪
運転席はL字型にデザインされており、ナビ・料金メーター・スイッチ類・コラムシフトが干渉しないように設計されています。
- 空調パネルと安全装備は右側に集中して配置
- メーターパネル下には収納スペース
- 運転席横にすり鉢状のトレイ設置
- デジタル式のメーターとマルチインフォメーションパネル
- インフォメーションにはエネルギーモニター・燃費・車線遺脱警報など表示
- センターコンソール横に料金バッグなど収納するスペース
面白い工夫が、運転席にはランバーサポートが備わっているのですが、右側クッションと左側シートバックが浅くなっています!
これは運転手の乗り降り・振り返ってお客さんの対応をしやすく設計されいる♪
標準装備のトヨタセーフティセンスCって?
- プリクラッシュセーフティシステム
車両に搭載されたレーダーとカメラ前方を常に警戒していて、運転手が反応していないと判断した場合に警報、ブレーキアシスト、自動ブレーキの3段階で衝突を回避・軽減をおこないます。
- レーンディパーチャーアラート
幅約3m以上の車線を約50km/h以上で走行してる場合に、ウィンカーを作動させないで車線から遺脱する危険がある場合にブザーとディスプレイにて注意します。
運転時間が長いタクシードライバーには嬉しいですね
- オートマチックハイビーム
前方に車などがいない状態ではハイビーム・対向車などが来た場合は自動的にロービームにしてくれる機能です!
- 先行車発進告知機能
前方の車が発進して4メートル離れるとブザーとディスプレイにて注意!
このような安全装備が搭載されていますが、残念ながらトヨタセーフティセンスCは歩行者対応していないので、上のセーフティセンスPの採用が良かったですね!
日々走る車だけに歩行者対応していれば防げたかもしれないシーンがありそうですが・・・
詳しい違いは↓
「トヨタセーフティセンスCとPの違い!搭載車種・機能・性能は?」
価格は?
標準グレードは約300万円前後スタートになっており、クラウンコンフォートのエントリーモデルよりも120万円ほど高いようです。
しかし車いす用のスロープが標準装備になるため60万円の補助金が出る見込みです!
また下記の燃費項目でも書いていますが、燃料代で差額分がすぐに回収できる♪
新型JPNタクシーの寸法は?
- 全長:4400mm
- 全幅:1695mm
- 全高:1740mm
- 乗り込み高さ:320mm
- 前後席間距離:1065mm
- フロントヒップポイント:600mm
- リアヒップポイント:660mm
ラゲッジサイズ
- 開口部
- 幅:1052mm
- 高さ:1121mm
- 内部寸法
- 奥行:584mm
- 幅:1554mm
- 高さ:1078mm
- 容量:401ℓ
スーツケース2つ積み上げて積載可能で、9.5インチのゴルフバッグは4個まで積載できるようになっています!
またゲートヒンジを前方に配置することで、開閉時の飛び出しを軽減することで飛び出し量は560mmに抑えられています!
これによって後方が狭い場所でも荷物の積み下ろしが、従来型のセダンタイプタクシーと比べて不利な面を対策しています。
新型JPNタクシーのエンジンは?
- 1NZ-FXP型1.5LPGエンジン
- 最高出力:74ps
- 最大トルク:11.3kg-m
- 電気モーター
- 最高出力:61ps
- 最大トルク:17.2kg-m
- JC08燃費:17.8km/l
トヨタ クラウン コンフォートの燃費8.9km/lを大きく上回る数字になっていますね!!
また実用燃費は11.8km/lをマークしており、コンフォート実用燃費5.7km/lの約2倍になっているので大幅に燃料代を節約することが可能♪
トヨタが比較した燃料代の差額
- 1万キロ走行時:6万4000円
- 20万キロ走行時:130万円
- 30万キロ走行時:190万円
- 50万キロ走行時:320万円
の燃料代節約になるとの計算が発表されています!!
タクシー業界の走行距離だったらすぐに元がとれてしまいますね♪
車両入れ替えの費用は掛かりますが、長い目で見たらお得になりますし、また燃料代が上昇した際にも恩恵がでかいですね!
情報まとめ
「新型トヨタ ミニバンタクシー「JPNタクシー」 2017年10月に発売!エンジン・装備・価格は?」はいかがでしたか?
シエンタベースになってFRセダンから、FFミニバンになっていますのでフラットフロアを実現!
高い天井・見晴らしのいいウィンドウによって大柄な外国人でも快適に移動することが可能です。
またスライドドア採用にともない乗り降りがしやすいので、高齢者にも配慮された次世代新型タクシーはこれからの主流になっていくでしょう!
燃料代も2倍もコストが変わるので、台数を多く保有してるタクシー会社が全車切り替えたら収益もアップします。
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