2016年1月11日に開催された「デトロイト・モーターショー2016」にてレクサス新型クーペが発表されました!
以下の二種類が販売される予定です!
- LC500:V8エンジン搭載のガソリンモデル
- LC500h:3.5LV6のハイブリッドモデル
今回は搭載されるエンジン・装備・価格・グレードなどを詳しく解説していきます!!
「LC500」・「LC500h」搭載されるエンジンは何があるの?
新型レクサスLC500
- 自然吸気V8気筒5.0ℓエンジン(2UR-GSE型)
- 最高出力:349kW(475PS)/7100rpm
- 最大トルク:530Nm(54.0kgm)/4800~5600rpm
- トランスミッション:10速AT
- JC08燃費:7.6km/l
このエンジンは「RC F」・「GS F」に採用されているパワーユニットで、今の時代には貴重な自然吸気V8エンジンです!!
吸気バルブはチタン製、鍛造クランクシャフトの採用で軽量化を実現。
吸気音を増幅させる「サウンドジェネレター」を採用するとともに、排気音をコントロールするバルブシステムも新たに搭載されます♪
回転数が3,500rpmを超えると開いて、スポーツモード以上を選択すると常時オープン状態になります。
また新開発された10速ATは燃費性能だけではなく、走行性能も向上させてくれます!
1速~4速までをクロスギア化にして加速性能向上
10速はハイギア化されており、高巡行じの回転数は1350rpmに抑えられる
変速スピードは0.22秒で、Mポジション選択時は0.1秒に短縮されます。
構成部品はアルミを多く使用することで大幅な軽量化と小型化を実現!
更にアクセルブレーキ・車両Gなどを読み取りドライバーが求める最適なギアを選択することが可能になっています♪
新型レクサスLC500h
- 自然吸気3.5ℓV6エンジン(8GR-FXS型)
- 最高出力:299PS/6,600rpm
- 最大トルク:36.3kgm/4,900rpm
- モーター出力
- 最高出力:180PS
- 最大トルク:30.6kgm
- 4速ギア内蔵
- システム出力:359PS
- JC08燃費:15.8km/l
搭載されるV6エンジンはGS450hに搭載される(2GR-FXE型)をベースに新開発された高回転型チューニングエンジン(8GR-FXS型)になっています。
それに走行用モーターと自動変速機構を融合させた「マルチステージハイブリッド」が搭載されます!
LC500hのハイブリッドシステムの特徴として「4段変速機構オートマチックギアボックス」をモーターに搭載していることです♪
これまでのハイブリッドシステムでは、エンジンの最高出力を使用するには時速120キロを超える必要がありました!
しかしLC500hでは時速60キロからエンジンの最高出力を使用することが可能です♪
このため低中域での加速性能が飛躍的に向上していながら、200km/h以上の速度域でも低燃費走行も可能にしています。
高回転型にチューニングされた3.5L V6エンジンと組み合わされたハイブリッドシステムのお陰で、燃費性能と走行性能の両立を実現しました♪
ガソリンモデルに搭載された10速ATに近い走行フィーリングを持ち合わせてます。
新開発のプラットフォームにも注目
トヨタが長い年月開発を続けてきた新世代プラットフォーム「GA-L」が初採用されます!
乗員やエンジンなどの重量物が中央に寄せられるように設計されており、ステアリング操作に対してクイックに反応します。
軽量化を実現しながらも、衝突時の衝撃を分散させて吸収する構造になっており、乗員のキャビンはしっかり守りながら、歩行者などにも配慮されています!
またこの新世代プラットフォーム「GA-L」はねじり剛性が高いのが特徴♪
従来のスポット溶接方式に代わって採用されているのが構造用接着剤になっており、車両全体の60%にも及びます!
骨格部材には高張力鋼材が使用されており、重心から遠い部分に関してはCFRPとアルミを使用して軽量化。
アルミとスチールの接合にはリベットと構造用接着剤を使用しています!
一般的なクルマに使用される材料と比較した場合の軽量化
- フロントフェンダー アルミ化:-3キロ
- ドアパネル アルミ化&CFRP:-22キロ
- ルーフ CFRP:-6キロ
- トランクリッド樹脂化&インナーCFRP:-3キロ
- 前後サスペンション・タワーのアルミ化:-13キロ
- スカッフプレートCFRP:-500グラム
- LEDヘッドランプ採用:-2キロ
- 鍛造アルミホイール採用:-11キロ~13キロ
サスペンションやブレーキは?
前輪・後輪ともに新開発されたマルチリンク式サスペンションを搭載!
ダブルジョイント上下4本のアームで構成されて、アームやナックルにはアルミを採用することで軽量化しておりバネ下重量の軽減。
ジオメトリーの最適化によって高い安定性をたもちます。
折り返し試験を行ってセッティングが決められているみたいです♪
前輪に採用されるブレーキは20インチのディスクに、対向6ポッド・アルミ製モノブロックキャリパーが装着される。
リアには対向4ポッドが用意される
用意されるアルミホイール
- 20インチ鍛造アルミホイール
- 20インチ 鍛造ノイズリダクションホイール
- 21インチ鍛造アルミホイール
フロント:245/40R リヤ:275/35Rのサイズになります♪
「LC500」・「LC500h」のエクステリアは?
レクサス車の特徴であるスピンドルグリルを採用して、ラグジュアリークーペに相応しい美しいデザインになっていますね!
デザインだけではなく空力対策にも考慮されており、フロントバンパーから入った空気が前輪ホイールアーチに流されブレーキを冷却♪
リアフェンダーにも同様の処理がされて同じ効果を生みます!マフラ上部の開口部から空気が抜ける構造にもなっている。
また床下はフラットカバーで覆われています!
特徴的な「三眼LEDヘッドランプ」はハイローオート切り替え機能がついています。
この点はアダプティブハイビームシステム(AHS)の採用ではないのが残念ポイントです・・・
コーナリングランプは搭載されるのですが1000万オーバーなので搭載してほしかった!
ウィンカーはヘッドライト下の縦長に光るものになります。
テールランプは「虚像発光式テール」というレクサス初採用のもになります♪
奥行が続く不思議な光り方になっており、ほかに見たことのないテールランプになっているので実際にみたら綺麗でしょうね!
ウィンカーはフロントと同じく縦長に光るデザインです。
ドアノブ部は使用時以外は収納されている状態で、アンロックすると飛び出してくるギミックになっています。
ジャガーFタイプ・ランボルギーニ ウラカンなどにも採用されている!
こちらの動画でも確認できるように、RC-Fのように可動式リアスポイラー(アクティブリヤスポイラー)が採用されていますね!
ボディサイズは?
- 全長:4770mm
- 全幅:1920mm
- 全高:1345mm
- 前輪トレッド:1630mm
- 後輪トレッド:1640mm
- 最低地上高:135mm(HV140mm)
- 最小回転範囲:5.4m
- トランク容量:197ℓ(HV 172ℓ)
- 車両重量:1800キロ~1900キロ
ボディカラーは?
- ブラック
- グラファイトブラックガラスフレーク
- ダークグレーマイカ
- ソニックチタニウム
- ソニックシルバー
- ホワイトノーヴァガラスフレーク
- ラディアンレッドコントラストレイヤリング
- ガーネットレッドマイカ
- アンバークリスタルシャイン
- ディープブルーマイカ
- ネープルスイエロー
インテリアは?
運転席・助手席の空間がきっちりと分けられており運転に集中することが出来ます!
ドアトリムの金属モールにはイルミネーションが埋め込まれていて、助手席インパネにもイルミネーションが配置されています。
また面白いのがドアハンドルで、一回捻ると解錠・もう一回捻るとドアが開く仕組みになっています♪
レクサス初採用フロア式シフトレバーになっており、電気式のためコンパクトにデザインされているのですっきりしています。
ステアリング直径は365mmの割と小さいサイズになっており、手首に動きに配慮した形状になっているとのこと!
ルームランプはタッチ式のLEDタイプを採用しており、室内に使用される光源はすべてLEDになる見込みです♪
シート形状は座った時の剛性・クッション性・ホールド性に拘ったものになっており、長時間のドライブでも疲労が最小限になっています!
リアシートはキャビンとの一体感を重視しているようで、中央にはサブウーファーは配置される!
価格とグレード別装備は?
ベースモデル
- LC500 :1300万円
- LC500h:1350万円
Lパッケージ
- LC500 :1300万円
- LC500h:1350万円
Sパッケージ
- LC500 :1400万円
- LC500h:1450万円
上記の価格が予想されます!ベースとLパッケージが同じ価格なのは装備内容の違いによるものです。
次はグレード別装備を見ていきましょう♪
ベースモデル
- 鍛造アルミホイール(ポリッシュ仕上げ)
- CFRPルーフ
- ブラインドスポットモニター
- リアクロストラフィック警告
- タッチパッド式リモートタッチ
- アルカンターラスポーツシート
- CFRPスカッフプレート
- クラスメイトコンシェルジュ空調
- レクサス プレミアムサウンドシステム
Lパッケージ
- ガラスルーフ
- セミアニリン本革シート
- ステンレス製スカフプレート
- 電動調整式ヘッドレスト
Sパッケージ
- VDIM(アクティブステアリング制御)
- トルセンLSD
- ダイナミックハンドルシステム
- ギア比可変ステアリング
- 鍛造21インチアルミホイール(ブラック&ポリッシュ)
- アクティブリアウィング
- アルカンターラ内装トリム
情報まとめ
「レクサス新型クーペ「LC500」・「LC500h」2017年発売!エンジン・グレード・装備・価格は?」はいかがでしたか?
内外装ともにレクサスの本気が感じられる車になっています♪
細かい点は疑問に思う個所もありますが、コンセプトモデル「LF-LC」をほぼそのまま市販にもってきたレクサスは本当にすごいと思います♪
大概はコンセプトモデルのかっこいいデザインとはかけ離れた市販車になるので!!
- コンセプトモデル「LF-LC」
まだまだ情報が入ってくると思いますので、最新情報が入ったらお伝えしますので楽しみに待っててください♪